バクガキ「地下シアター」Lirics by aoi
地下に まだ続いてるずっと
香る 木製の階段 通路
僕を 待ち構えてる 未開のきみが
透明な海で光ってる 地下世界
クラスメイトはもういない
冷たい あの子もこない いいさ
真夜中 階段を歩いてゆこう
三千の夜を 降りたところ
人は いない
誰にも 気づかれずに暮らしてる
内臓のような体で
泳ぐきみに夢中さ
体中に絡みつく
僕の凝り固まった
神経は
しびれて
素直になった
カラフルなゼラチンが自由に動く
地下に病院はないんですと
ここじゃ誰もが おかしいから
お前なんか目立たない
「余計なものが増え過ぎて
僕らの居場所が減っちゃった」
内臓のような体で
薄い羽をひらいてる 真っ暗なのに感じる 真っ暗だから感じる 触れて 温度を 確かめてる
ほら 僕を
ゆるしてくれる
きみを 連れて帰ろうとした
みんなに 見せるまえにきみは
溶けて 水になってた